届けることの大切さ
最近、改めて実感したことがあります。
どれだけ優れたプロダクトやサービスを生み出しても、届けなければ価値は生まれないということです。
私たちのクリニックも在宅医療というサービスを提供していますが、それを知ってもらえなければ患者さんのもとに届きません。届かなければ、いくら自信のあるサービスでも意味がないのです。
「良いものだから伝わる」は言い訳
「真摯にやっていれば、いつかわかってもらえる」
確かにその通りかもしれません。けれど、知らない人にいきなり使ってもらえるわけではありません。
知ってもらう、興味を引く、試してもらう——この「最初の一歩」をつくるのが、いわゆるマーケティングの仕事です。
世間は想像以上に無関心
自分たちのサービスはまだまだ知られていません。
誰も私たちのことを見ていないし、興味も持っていない。在宅医療が実際何をするのかなんてほとんどの人が知らない。それは普通のことです。
人の関心を引くのは想像以上に難しいからこそ、伝える努力を怠ってはいけないのだと実感します。
逃げずに「届ける」
在宅医療は繊細なサービスなので、価値を損ねるような宣伝は避けるべきです。
しかし、知られていないのを「見る目がないだけ」と決めつけるのは、もっと傲慢です。
本当は、届ける努力をしていない自分を正当化しているだけかもしれないからです。
これからの一歩
ビジネスにおけるマーケティングを軽視してきた自分がいました。
「在宅医療は当然知られている」と思い込んでいた節があったと思います。
これからは、価値を“つくる”だけでなく、“届ける”ことにも注力していきます。
届けることができなければ仕事は完結しないと肝に銘じて、歩んでいきます。